2022年 06月 10日
6月 |

弟は宣告された月日よりも頑張って生きてくれた。
コロナ禍と薬の副作用で旅も出来ず、遺される家族の為に終活をし、
またギリギリまで働いた。
食事が出来ない日が長く長く続き痩せ細ってしまい昔の面影が無くなっていたが
穏やかな表情だった。
彼はこの地で深い眠りにつくという。
病を知ってからいつかはこんな終わりが来るのだろうと思ってはいたが
葬儀が終わるまでの色々な感情は
静寂な空間の中で何とか保たれていた。
帰りの新幹線で東京駅に着き雑踏の中を宿を探していた時、
急に疲れと悲しみが込み上げてきた。
あれからもう1週間、時が経つのは早い。
いつものように仕事をし、
家事をしている。
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by norinori1088
| 2022-06-10 14:37
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